Walk with Learning Disability (学習障害とつきあう)

さんこちゃんのこれまでといま(Sanko’s days.)

今さんこちゃんは小2です。

学校の勉強は、うん、まぁ…下のほうかな?という印象。
お友達とのかかわりで大きな問題が生じたことは、これまで特にありません。
4兄弟を育てていく中で「彼女の個性がよく出ているな」と思う問題は次のようなものです。
■課題が生じたとき、うまく周囲に説明できない。そして
・「固まる(文字通りその場で)」
・「会話に反応しなくなる(顔を見ると聞いてはいるみたい)」
・「隠す(プリントとか、意図的に持ってこない)」
その結果
・奇異にみられる

たぶん、学習障害があります。親の見立ては…「限りなくホワイトに近いグレー」ってとこでしょうか。
まだ問題が小さいため、あと私がわりかしうまく対応できてるため(自画自賛)医療機関につながれていないのが目下の悩み。

いえね、自画自賛とかドン引きされるかもしれないけど、させてくださいどうぞ…。
なにしろ自分がADHDだと考えられるので、自分とかぶるんですよね「そうは言ってもできないもんはできない」ってとこが。
そして、うまく対応できても、呼吸が少し楽になるくらいで生活が劇的に改善するわけでもないんです。
さんこちゃんの笑顔がみられるほかは、自分で自分をほめてあげるくらいしか、前向きになれるポイントがないんですよねホント。

さんこちゃんのこれまでと現在を、すこしご紹介します。

■さんこちゃんのこれまでと現在
・~3才まで <ちょっと変わってて面白い>
くびすわり、つかまり立ち、ひとり歩きなどの運動機能獲得、身体的発達に特に心配なし。
ただし、言葉のとらえ方、絵の表現がちょっと独特。個性が強い印象でした。例えば、男、女、という言葉を知ったあと、行き会う人がどっちかじっくり考える、とか。あるときは、青と黒ばかりでお絵描きしてホラー絵に見える、とか。

・4~5才 <あれれ、字が読めないぞ?あしたの仕度ができないぞ?>
うちでは、こどもにかなり小さいときから、タブレットだのゲーム機だの与えてしまっています。なので、ほぼそれによる親の罪悪感を打ち消す目的で、みんなえんぴつが持てるくらいになったら、なにがしかのドリルを1日1ページ、やってもらっています。勉強を「いやなこと」と思ってほしくないので、しからず取り組ませます。たぶんその結果、うえふたりは4才になるころにはほぼ勝手に字の読み書きができました。
当然さんこちゃんもそんなもんかな、と思っていたのですが、読めない、書けない。これでどうなるかというと、うえ二人は秒で課題を終わらせてyoutubeに興じるけど、さんこちゃんはできなくてべそをかく、という状態になってしまいます。保育園アーンド学童から帰ってきて、やれこれから晩御飯のあしたの支度だ、というめちゃくちゃ忙しい時間帯に「できない→やらない→ゲームできない→悲しくて泣く」というルーチンが完成してしまいました。これがきつかった。(もちろんいちばんきついのはさんこちゃんだけどね…)
そこで腰を据え、ひらがなを教えることにしました。正直、今振り返るとこれは間違いかなと思います。でも当時は、うえ二人があまりにもカンタンに習得しちゃったんで「習得できてない→きっとニガテなんだろう(ここまではいい)→遅れないように、さきどりで教えてあげなきゃ!(これは違う…!!と思う。)」って考えていました。ところがいくら内容ををダウングレードしても難しい。なぞり書きはできるんです。でもうすずみで書かれたなぞり書きエリアが終わると、なにも書けない。「これが『い』だよ~。」と横に付き添いながら書かせ、3秒後に今書いた文字を指さし「これは何て読む?」と聞くと沈黙。「さんこ」と書かれた名札を指さし「これなんてかいてある?」と聞くと沈黙。ここでちょっと違和感を感じました。ただ、保育園の先生には、「今当たり前に読み書きを求めるのはちょっと酷」というお話があり、自分の考えも少し改めた方がいいかな、と、文字の習得からは撤退。
もうひとつ、あしたの仕度をお手製の「おしたくボード」で管理することができませんでした。「おしたくボード」とは、小さなホワイトボードを個人用に用意し、「コップ」や「タオル」「おきがえ」などと文字とイラストを描いたマグネットを張り付けたもので、明日の登園準備に必要なモノが視覚的にわかるようになっているものです。はじめ文字で書いたけど、支度ができない。読めないためかな、と思いイラストをつけたしましたが、それでも言われるまで取り組めませんでした。この辺は、今も続いています。注意力散漫な傾向もある、と言えるでしょう。
専門家とのかかわり:かかりつけ医…小児神経科を案内されるが、小児神経科は混雑で新規予約受付不可。
市の相談窓口…心理士との面談を経て、定期的に言語聴覚士の先生との面談(3~4か月に一回)。毎回「語彙の遅れ」を指摘される。

・6才 <来年は入学なのに読み書きできなくて、あせる>
うえ二人は入学前の一年間は小1の漢字ドリルを買ってあげてたんだけど、全然そんなレベルではない!いろんな出版社で出してる「入学準備ドリル」みたいなのチラ見して無理そうで涙する。まず名前、ひらがな、カタカナの習得を目指す。だが遅々として進まない。入学直前にやっとこさひらがなおおよそかけるようになる。でも、小さい「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」みたいなのは全スルー。漢字とかぜんぜん無理。疲れるとかなりの割合で鏡文字が出現し、逆になんでかけるのかと感動する。
専門家とのかかわり:医師とのつながり…なし。
言語聴覚士…「長文読解に相当苦労しそうな予感」との言葉。就学で相談先が変わるので、指導は終了。
心理士…WISK4受験。IQは100だが言語理解が85と低めの結果。
小学校…入学前に心配事を相談できる機会があり、迷わず申し込み。WISK4の結果などをもとに、お願いしたいポイントを2つにしぼりこみ、文書を作成して提出。

・7才 <ぴっかぴっかの!一年生!!>
親は相当覚悟して、本人は実にのんきに、入学。ひらがな、カタカナの習得に苦労するかと思いきや、そこそこ食らいついていく。でも、「はっぴょうで、『ききゅう』って言ったのに、みんな『ちきゅう』って言ったっていってわかってくれなくて…」とわんわん泣きながら帰って来たり。親には見えないところでの苦労もあったと思います。担任の先生は実にいい先生で、マジ神。決して怒らず、ほめてやさしくのばしてくれたのがありがたかったです。通級で週1、1時間の頻度で言語指導教室へも通学。ただし言語指導とはいっても、実にフレキシブルな対応をしてくださる所でした。日によって算数、漢字、音読と幅広く指導いただけました。
専門家とのかかわり:医師とのつながり…なし。
言語聴覚士…なし。
心理士…なし。
小学校…通級の教室への送迎があったので週1で学校に行くことができ、担任の先生と頻繁に意見交換できた。
学童…ふつうは学童で宿題を済ませると思いますが、家でじっくり取り組みたいため、学童では宿題はさせないようにお願い。

・8才 <勉強が難しくなり、戸惑う>
2年生では、2ケタの足し算引き算、繰り上がり繰り下がり、かけ算九九があります。プリント1枚の宿題、ほっておくと1時間以上かかります。担任の先生は変わりましたが、今回も神。宿題が提出されないな~ってときは電話して教えてくれます。遅くても怒りません。ありがたや。

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